子育て母の会 2023年度 3回目

2023718日(火)
 夏休みを目前に控えて、7月の「ひだまり」が行われました。が、諸般の事情で、子育てママのMさんは欠席、Hさんは"リモート"。楽しみにしていただけに、大振りの「ストライク!」かと思いきや、この日お手伝いに集まった平塚友の会の会員たちによる、にわか「ばあばの集い」という展開になりました。

 プログラムに沿って、まず、羽仁もと子選集『おさなごを発見せよ』から「親のめがね」を読み、各自の子育てを振り返りながら感想を聞き合いました。
*転勤先で出会った友の会や社宅で、たくさんの人に囲まれ、子育てを助けてもらった。子どもが社交的に育った。 
*友の会の先輩会員だった母はよその子も預かりながら子育てをしていたが、いつしか我が家も子どもたちが集う場所となり、振り返ると子育ては楽しかった。

 子育ては親も子も育ち合う大切な時代です。できることなら大勢の人を介しながら楽しく充実した生活を送ってほしい。そんな願いを持ち続けるかつての現役たちの、熱のこもった声を聞きました。

*人前で子供のことを謙遜する親の言葉や、家に飾られた子どもの写真。何気ない日常の中で子どもたちは目や耳を働かせながら自己肯定感を育んでいる。
*昨今では、知らない子どもに声をかけたり接近することを控えるのが常識。コロナ感染や子どもたちを巻き込んだ事件が、知らない人を警戒させるのは理解できるけれど、しかしそれで本当に子供を守れるだろうか?

*「見張り」と「見守りは」違うのでは?

 まだまだ続きそうな話し合いを一旦切り上げて、本題の「イワシの手開き」の実習を開始しました。
 この日、港に近く、若い会員たちに魚料理を手解きしてきた経験のある最寄から、Iさんに講師をお願いしました。
イワシも「七回洗えば鯛になる」というほど水洗いは丁寧に。獲れたてのイワシの頭は手でもぎ取るのは難しいので包丁を使うこと。お手本を見ながら、ベテラン会員たちもコツをつかむのに皆真剣でした。実習の様子を動画に収録しましたので、ぜひご覧ください。

 手際よく捌かれたイワシは次々と蒲焼と梅シソロールに姿を変え、ご飯を添えていよいよ実食です!
蒲焼のイワシは香ばしく焼き上がり、柔らかく、照り焼きのたれもほどよい甘じょっぱさ。梅しそロールも梅干しの酸味とこんがりと焼けたイワシに大葉の爽やかさが加わって、後を引くお味でした。どちらも子どもにとって食べやすく、お魚の栄養もたっぷり!タレを常備しておけばすぐに丼が、お弁当のおかずが出来上がります。どうぞ、お試しあれ。

 久々のミニ会食は、コロナ以来ずっと控えていた、みんなと一緒に食べる楽しさ、美味しさを思い出させてくれました。それだけで元気が出てくる不思議。また、子どもたちを交えてやりたいと思いました。そして、子ども達への思いや願いを持ち続けているばあば達と、子育てを見守りながら、世の中を少しだけ元気にするお手伝いができるのではないか、そんな期待が膨らんだ「ひだまり」でした。

次回「ひだまり」は829日(火)の予定です。ご参加をお待ちしています。

参考
*婦人之友20117月号「柳原一成の魚学校
*西宮友の会武庫川最寄レシピ
*平塚友の会 お弁当作りの「あ・い・う・え・お」