2023年9月26日(火)
朝、窓を開け放ち吹き抜ける風にあたる心地よさ。久々の感覚に、充実した気が漲るのを感じながら準備をしていると、早々とMさんとYちゃんが到着! 今日も「ひだまり」、開店です。
と、何やら騒々しく、見ると入り口の砂利道で転んだYちゃんの目に泪。擦り傷に血が滲んできて、はりきっていた気持ちがどんどん萎んでいく…。そんな場面と毎日付き合っているママと、こうだったよなぁ、と思いつつ心なしかうろたえるばぁば達。一枚の絆創膏のおかげで事態は収束したものの、簡単には済まされぬ子どもの心情。あとから、子どもの気持ちを聴くということを考えさせられたハプニングでした。
プログラムの目玉となる「鰯手開き」を前に、はやる気持ちを落ち着かせてまず読書。
羽仁もと子が書いた*「家庭教育の基礎」を読みながら、子育ての当事者と子育てを終えた者、両極にあっても尚、人を育てるということは変わらず、生涯続くものだといくことに改めて気づき、前向きに取り組むことを励まされました。
続いて、ちょっと気が早いけれど、恒例のクリスマスの集いの相談をしました。
⭐︎ミニライブにリクエストしたい曲。
⭐︎気分を盛り上げる手づくり等の内容。
ヒントを求めて手にとった何冊かの婦人之友12月号のバックナンバーにはいくつも心惹かれる企画がありました。その中から2015年に西村光世さんに紹介された「松ぼっくりでトントゥ(森の妖精)」に決定。早速10月に作ってみることになりました
いよいよ始まった鰯の手開きの調理実習。北海道産の鰯はやや小ぶりながら鮮度は抜群。7月の「リハーサル」で教わったように、頭をもぎ取るのは思ったほど簡単にはいかない感じでしたが、熱心な受講生の手にかかり、あっという間に12尾が開きに姿を変えました。
前回同様、蒲焼は作り置きの照り焼きのタレを使い、梅しそロールも楊枝で留めてフライパンで焼いたらあっという間に出来上がり。開いた鰯を買ってくれば更に手軽にお魚をおかずにできる、心強いママの味方であることをいっぱいアピールしました。今回は、中骨をよく洗ってお出しを取り、ワカメとお麩でおすましを作りました。大人は小ねぎと茗荷をたっぷり添えて。
鰯のレシピと動画は7月のひだまりの報告で見ることができますので、どうぞご覧ください。
試食では、Yちゃんが蒲焼を気に入って、もりもりと食べてくれるといううれしいごほうびがありました。ロールの方は、梅干しが敬遠されたのかも…。いっそ、更に時短を狙って、梅干しと紫蘇を飛ばし、「ゆかり」を開きにふりかけて巻いてしまったら💡と閃いたことを書き添えておきますので、お試しあれ。
ベテランの託児係と飽きることなく遊び、お腹もふくれて、ご機嫌で帰って行ったYちゃん。そういえば、今回は寝ていないのでは?楽しく過ごしてくれたことやYちゃん自身の成長に感慨ひとしおのひだまりでした。
次回は10月24日(火)
松ぼっくりを持ってのおいでをお待ちしています!
*「家庭教育の基礎」
羽仁もと子選集ーおさなごを発見せよーより