子育て母の会 2023年度 6回目

20231024日(火)
 10月も終盤というのに、日中はまだしぶとく暑い日が続いています。朝、半袖、ポニーテールのYちゃんとママのMさんが仲よくやって来ました。この日は、松ぼっくりを使ったハンドクラフトを楽しみにして、手仕事がお好きなママ友のNさんを誘って「ひだまり」に参加して下さいました。

 始めに、子どもグループのメンバーと一緒に、羽仁もと子選集『おさなごを発見せよ』から、「わがままを持たせないために」を輪読しました。文体や生活環境に時の隔たりを感じるものの、子どもをどのように育てるかは、いつの時代も子を持つ親の関心事であるとともに、最もつまずきやすいところでもあります。
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年以上前、まだおんな子どもが家庭の中心ではあり得なかった時代に、良い生活習慣こそが子どもの行動や人格形成に大きな意味を持つことを2人の子育てを経て体得した羽仁もと子は先覚的で、実に鮮やかに本質を捉える人であったことが分かります。

読後の感想ではー
・日々の中で子どもにけじめを持って欲しいと思いながら、ふりかえると自分も出来ていなかったなと思う。
・怒りすぎるとやらなくなってしまうし、どう声をかけたらいいか悩む。小学3年生なんてそんなものよと言われるけど
・親の方はスイッチが入るのを待つようにしているが、入学してからが心配。
・(勉強する習慣の手始めに)教材をいくつか試したが、勉強が本格的に始まったら(教材との付き合い方を)どうするか、考え中。
ーと、悩み多きヤングママたち。

一方、ベテランママたちからはー
・子供を叱るときは、ここぞというインパクトが肝心。
・子どもにレールを敷くより、出来そうなことをよく見てやらせること。
・子どもをよく見てどういう注意をしたら良いか、同時に、どのように褒めたら良いかが大切。
・子供に考えさせて、行動させること。
子どもが主体となって達成できたことは
子どもにとって気持ちがいいし、親は叱らずに済む。

千里の道も一歩から。
頑張れ、ヤングママたち!

続いて、お楽しみのハンドクラフト。
松ぼっくりに細工をする可愛らしい置物は先月ご案内した通り、婦人之友201512月号で西村光世さんが紹介された「松ぼっくりでつくるフィンランドの森の妖精トントゥ」を参考にしました。
赤いフェルトで帽子や手足を、羊毛で髭を形作ったものを松ぼっくりに取り付けるだけ。単純そのものの工程ですが、やってみると作り手ごとに、松ぼっくりの傾きやパーツの配置に苦心し、出来上がりはどれも個性豊か。作業のための1時間は瞬く間に過ぎ、夢中になった余韻に浸りながら皆んなで出来上がった妖精たちを記念撮影しました。どうぞご覧下さい。

因みに、Yちゃんの作品は、カラフルな松ぼっくりのツリーです。 

用意しておいた箱いっぱいの松ぼっくりは銘々に引き取られ、かわいい妖精に変身してお家を賑わすことでしょう。

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月の「ひだまり」はお休みをいただいて、次回は124日(月)です。
ひと足先に恒例のクリスマス会を予定しています。どうぞお楽しみに!