2024年5月27日(水)
朝、賑やかなYちゃんに替わって颯爽と入っていらしたのはNさん。程なくして息を切らしたMさんが現れ、新しい顔ぶれ、はつらつとした空気あふれる中、平塚友の会の今年度初のひだまりが始まりました。
まず、心を落ち着けて、羽仁もと子選集『おさなごを発見せよ』を開いて、「同情(おもいやり)をやしなわせること」を輪読しました。子どもが愛される人になるための「思いやり」という幸福の鍵は親と子の交わりの中で育まれるものであることを心に留めながらも、現実は思うようにいかず。そうした大人を冷静に見つめ、なおも信頼を寄せる子どもに対して謙虚でありたいと思わされた一節でした。
この春からお子さんたちがそれぞれ幼稚園、小学校に上がって暫し手を離れるひとときを、充実した時間にしたい。お二人とスタッフの共通の思いをどのような活動に結びつけるか、話し合いました。
子どもたちが参加できそうなひだまりの日程を確認して、親子で楽しめる企画を、ということで7月、夏休みの始めにフライパンピザづくりをやることになりました。12月のクリスマス会は土曜日に設定してあるから、パパも参加あり?と、盛り上がる様子に家族愛を感じました。
泥んこ遊びのあと服に染みついた汚れの落し方、子どもが大きくなって、防災の備えをどのように見直したらよいかなど、暮らしの中の知りたいこともいろいろ。一年間、有意義な集いを一緒に作り上げるお手伝いをするのが、今から楽しみです。
友の会では今年、全国で生活時間調べが行われます。これは1959年から5年ごとにおこなわれている調査で、家庭を持つ女性たちの分単位の行動を24時間、7日間にわたって記録するものです。記録の成果はまさしくタイムカプセル。回を重ねるごとに生活が変化する様子を捉え、世の中の変化を反映する点でも価値のある調べです。ひだまりでは今回、平塚の会員の今までの記録を広げて、子ども達が幼少だった頃から、成長していくにつれて、生活が変わっていく様子を見比べました。二度と取り戻すことができない時間だからこそ記録用紙はプライスレス。神妙な表情で、記録を見ていたMさん、Nさん。「1日つけるところからやってみます」、と用紙を携えて帰って行きました。彼女達の子育ての「今」がタイムカプセルとして将来宝物になりますように!そんなことを祈りながら無事に終わった第一回ひだまりでした。
来月は生活時間調べを持ち寄って、奮闘を讃えあう予定です!お楽しみに!
次回ひだまりは6月24日(月)に予定しています。