2024年6月24日(月)
気温29℃
。いつもより遅い梅雨入りと気温の上昇にエアコンの有り難みを肌で感じながらひだまりが始まりました。
この日、お客様のMさん、そして友の会の会員4人が、6月1日から2週間の期間に生活時間調べを行なって集まりました。Mさんは奮発して、週末を入れた4日間、会員は7日間記録をつけていました。
初めて時間調べに臨んだMさんの家庭では、小学生が2人になり、末のお子さんが幼稚園に入ったのを機にご自身もお仕事を始めていました。子どもと家事、仕事を切り盛りする毎日を送っています。子どもたちが習い事を始めてからは、稽古への送迎、保護者としての関わりが「子ども(の関わり)」に占めるようになったこと、習い事によって夕食など生活の時間をずらさざるを得ない事情が表れています。夕食は揃って早めにを実践して来た母親としての葛藤と、それに向き合いながら日々を進める心境を話して下さいました。仕事は週4日にセーブしているものの、夫の協力に大いに助けられていることも。それでもなお、与えられた時間のゆとりを目の前の家事につい充ててしまい、自分のための時間はなかなか取れないと打ち明けていたのが心に響きました。
一方、子育てを卒業し、時間調べ歴が数回に及ぶ会員たちには、調べを通して、家族との関わりが思いのほか少なかったという驚きがありました。ライフステージが移り変わるなか、自身と家族の健康によって、積極的に文化的、社会的活動に関われるという感謝の気持ちを忘れないでいたいと思わされました。そうした活動に長年培った生活の学びの実践や家族のサポートがあるところに、家庭は社会を育むところであるという思想が息づいているのを確認できました。
今回の生活時間調べでは、前回のパソコンによる集計に加え、スマホによる記録が加わり、目まぐるしい今日、記録をつけやすいようにと、より広い参加を呼びかけました。記録をつけるスタイルはそれぞれであっても、1440分が記された日々から、誰もが家庭の在り方、自分自身の生き方を問い直す機会を与えられることに変わりはありません。5年という区切りの中で自分自身の変化を発見できる希少な調べなのだと改めて思いました。
後半は、七月のひだまりについての話し合い。夏休みに入った子どもたちと、手づくりのフライパンピザを実習し、会食をする予定です。また、8月も子どもたちが参加できるのでクラフト制作が提案されました。どちらも後ほどご案内を掲示いたしますので、お楽しみに。
次回のひだまりは7月22日(月)の予定です。