2024年7月22日(月)
梅雨が明け、朝から気温が30度に跳ね上がるという異常な暑さです。
今日は待ちに待ったひだまりの夏休み親子料理教室。フライパンピザとデザートのファイブカップを作って会食する予定です。参加する側も、迎える側もテンションがぐんと上がります。
大人2人、子ども5人の参加者が揃い、エプロン、三角巾をつけて手洗いを済ませると、いの一番にデザートの下拵え。ヨーグルトに小粒のマシュマロを混ぜて冷やしておきます。みんなやる気満々!肩を寄せ合い、替わりあってかき混ぜてくれました。
第一作業をクリアすると、待っていたのは読書。羽仁もと子著作集、こども読本から、「虎につばさ」を読みました。一人一人の努力が自らを自由闊達にし、社会を、国を発展へと導く力になるという理想が、翼を持った虎に込められていることをこどもたちは感じ取ってくれたでしょうか。
いよいよピザの製作。
ママたち、小学4年生のお兄さん、お姉さんはそれぞれ2枚のピザの台を1単位の粉をこねて作る担当。小学一年生はペアでワンセットを作ります。Yちゃんはママとチームを組んでもらいました。お手本の後で自分たちで計った材料のボウルにぬるま湯を投入し、こね始めると、先ほどまでの余裕はどこへやら。粉っぽさが取れない、まとまらない、手がベタベタ、とあちこちからいろんなリアクションが聞こえてきました。子どもたちは生地というものが意外と手強いものだということを実感したようでした。
なんとか発酵を済ませて2分割し、ピザの形が出来上がったところでハプニング!
ピザを待ちきれなくなったYちゃんがトッピングのコーンをムシャムシャ!ママの制止も腹ペコの限界を超えてしまったYちゃんの耳に届かない様子に、スタッフたちの足並みが乱れ、フライパンで片面を焼くのを忘れたり、ピザソースを塗り忘れたままトッピングを載せてしまったり…。でも咄嗟の機転でオーブンを出動させ、高速で焼けた一枚目のピザをみんなのお皿に載せて早々に食べてもらうことができました。二枚目はペースを取り戻して本物の「フライパンピザ」を焼き上げることができました。はらぺこという調味料を差し引いても美味しいピザでした。みんなの表情と、次々とお皿に伸びる手が物語っていました。
切ったり分けたり伸ばしたりと、細かい作業がいっぱいありましたが、子どもたちは最後まで楽しそうに取り組んでくれたのが何より嬉しいことでした。マシュマロを湿らせたヨーグルトが冷蔵庫から出てきた時も、替わりあってみかん、パイナップル、バナナを愛おしそうに混ぜ込んでいました。
子どもたちが満足して遊びだした頃、大人たちは平和なおしゃべりタイム。子どもたちの日常のことや、8月の予定のことでひと時を過ごしました。
これから一月半近く、子供達と毎日を過ごす母親たち。その忙しい日々をどのように乗り越えていくのだろうかと、また8月に会える日を待ち遠しく思いました。そんな彼女たちを応援するひだまりを、今日もやりがいと共に終えることができて感謝です。
8月のひだまりは、8月26日(月)です。夏休みのフィナーレに、子どもたちとハンドクラフトを楽しむ予定です。