子育て母の会 2024年度 7回目

イブまであと十日。今日はひだまりのクリスマス会です。会場の設営が始まり、台所では火を入れて会食の準備が進められます。音楽を担当するメンバーが到着して楽器が鳴り出します。冷え込んだ友の家が活気で温まった頃、H君がお母さんのNさんと現れました。続いてAちゃんとYちゃんを伴ったM さんが従姉妹のNさんとお子さんのKちゃんと到着。夏休みのピザ作りを一緒にやったTちゃんも飛び入り参加で、総勢15人のクリスマス会の始まりです。

 まずは始めに雰囲気作りにみんなでクリスマスの飾り付けをしました。
ツリーに見立てた野いばらや柊、針葉樹の枝に持ち寄ったインディアンクロスをアレンジしてもらいました。インディアンクロスは夏休みに一緒に作った作品です。たちまち南米の趣きの、彩り鮮やかなツリーが出来上がりました。
 部屋の照明を落として手づくりのミニランタンにLEDのロウソクを灯すと、ちょっと幻想的な雰囲気になって、一気に気分が盛り上がったところで、音楽、スタート!

 定番のクリスマスメドレーを皮切りに、OさんのサックスとRさんのキーボードが次々と繰り出す演奏に、今年は聴衆もちょっと変わった楽器を手に最初から参加しました。ペットボトルに細工をしたラッパや蓋を連ねたマラカス、テーブルナイフのトライアングルなど、身近なものから出る意外な音、そして音楽に合わせる楽しさを皆体で感じました。昨年のクリスマスお母さんの膝でじっと聴いていたK君がマラカスの棒を握り、音楽に合わせて体を揺っている姿がとても印象的でした。今年のヒット曲Bling-Bang-Bang-Bornが鳴り出すや、子供達は大合唱!熱気も最高潮!

 音楽に続いてさらに盛り上がったのは「バトル(えー)巻き巻きレース」。紐の両はしに結えたバトンを握って、向かい合った競争相手が紐を巻き取りながらいかに早く真ん中に辿りつくかを競うゲームです。バカらしいほど単純なのに思うように早く手が動かないもどかしさ、必死の形相に、開始と同時に笑いが弾けて大混戦となりました。

 お腹を空かせたあとの会食では、平塚友の会のレシピ集から「ハッシュドポーク」と「クリスマスツリーのケーキ」を用意しました。どちらも講習を経て数々の会員の集いや家庭での食卓を彩ったひと品。他所行きのご馳走ではないけれど、誰にも喜ばれる味。ソースをおかわりしてくれた人がいました。綺麗に仕上げられて歓声を集めたケーキは思いのほかボリュームがあったにも関わらず、跡形もありませんでした。そして、大人も子どももテーブルを囲んで和やかに語らうひと時に、何よりの「ごちそうさま」を頂けたと思いました。

 いつもより時間の枠を拡大したひだまりもあっという間に閉会の時。インディアンクロスやランタン、果ては飾り付けに使った針葉樹の枝までこぞって持ち帰った子どもたちにホロリとさせられました。また来年のクリスマス会で彼らに会えますように。スタッフの方々が支えてくださったおかげで、筒がなく今年の会を終えることができたことを心から感謝します。

次回のひだまりは1月27日(月)です。
「子どもと備える 防災」の2回目を予定しています。
どうぞ良いお年を!